再審査請求の返答
21.06.14
カテゴリ:新前橋ブログ
再審査請求の返答
東京では眼窩減圧が査定されたという話をしました
そのため現在、OFC東京では保険での眼窩減圧術を行っていません
(前橋では行っていますので、ご希望の方はお待ちしています)
1月から4月上旬まで行っていた眼窩減圧術の請求は減額査定されて戻ってきているのですね
戻ってきたもの(返戻といいます)に対して、医療機関側は再審査請求ということをすることが出来ます
もう一度、考え直してねってメッセージを送ることが出来るのです
その再審査請求にこう書きました
「皮膚を切って、骨を外してというオリンピ〇眼科と同じ術式で眼窩減圧術を行いました」
オリンピ〇眼科と同じ術式でやっていると言われて、それでも否定することが出来るのか
そうしたら、添付した写真のような再度の返戻が来たのですね
そこにはこう書いてありました
「図示」すること
そして
「手術開始及び終了の時間を記載」すること
この二つを書いた意味を見てみます
こういうのはどこに意図が隠されているかを考えると良いのですね
東京支部としてはどうしてもOFC東京で行う減圧術を否定したいのですね
背後にいるオリンピ〇関係者を守りたい(?)だけでなく
いままで減圧術を否定してきた自分たちを否定したくないですからね
だからこの二つで引っ掛けて、オリンピ〇との違いを鮮明にして
OFC東京の減圧術は、減圧術ではない!としたいのです
まず図示することです
図示となると、どうやっても多少の差を出すことが出来ます
何から何まで同じように書けませんからね
ゾウの画を書いてって言ったら、百人が百人、違う絵を書きますよね
だから否定しやすい、手ぐすねを引いて待っていると思います
それから手術開始時間及び終了時間を明示、ということです
これは何を意味するのか
つまりOFC東京で行っている減圧術は、素早く終わるのだから減圧術ではない、としたいのです
オリンピ〇眼科など他院で行う減圧術は非常に時間がかかります
おそらくオリンピ〇眼科では片眼2時間
施設によっては8時間かかるところもあると聞いてます
僕がやれば、片眼30分前後、それ以下で終わることも多い
何でだと思いますか?
自分で言うのもなんですが、腕が全然違うのです
(自慢じゃないよ)
僕は若いうちから普通の眼科医の仕事を全て捨てて、眼形成に特化して15年やってきました
(眼科医としては落第です)
しかも他のドクターよりもたくさん働いて勉強もしています
30代は、日曜日はかならず大学の研究室で何かの仕事をしていましたし
平日も夜10時くらいまで研究室で勉強していました
だからマラソンで例えると、みんなが10㎞くらいのところを走っていると仮定すると
僕は35㎞くらいの地点を走っているようなもの
他で例えるなら、高校球児とイチローくらい違うのです
すでに今から頑張ったところで追いつける地点にいないのですね
(相川先生とか土居先生とか当院ドクターに聞いたらわかります)
だから手術時間はとっても短いです
他施設の先生方の眼窩手術の3~4分の1くらいの時間で手術が出来る
そうなんです
めちゃくちゃ勉強して、めちゃくちゃ実地で仕事しないと腕が上がらないのですが
国内外、2回の留学を経て、やっとここまで来ているのですね
そこで、手術時間を聞いてきた意味をもう一度考えてみましょう
オリンピ〇眼科は、片眼2時間
当院は両眼やっても1時間かからない
だからOFC東京の減圧は減圧ではない!ってやりたいのですね
でも考えてみてください
患者さんにとって、むやみやたらに時間が長い手術が良いかと言えば
絶対にそんなことはない
組織と言うのは侵襲を加えれば加えるほどダメージになりますからね
4倍の時間がかかるということは4倍ずっとイジっているということ
わかりやすく言えば、蚊に刺されてかゆくて掻く時に、ちょうどよいところの4倍掻いてしまったら、皮膚がボロボロで真っ赤になって血も出てきますよね?
4倍の時間がかかるということは、その間ずっと組織を痛めつけているのですから
ダメージは単純に4倍になると思っていただいて間違いないです
手術時間が短ければ、保険が減額される、となれば医療機関に早く終わらせるインセンティブはありませんから
医者も長くタラタラやっていた方が良いということになる
こんなの誰も得をしません
だから手術時間と保険請求は関係があってはいけないのです
今回これを聞いてきたということは、手術時間が短く、侵襲が少ないことを槍玉にあげようとしているので
返答の書類に書きたいと思います
「手術時間の長短は保険請求と関係があるのですか?」と
また返事が来たら、ここで公開していきます
例え僕が東京支部や審査委員のドクターやその他の既得権益層からの的になったとしても
世の中の過ちは、出来るだけ正した方がよいし、それが日本人の魂や誇りだと思っています