見学に来た先生に伝えたこと
20.09.14
カテゴリ:医院ブログ
先週、大阪から見学の先生がいらっしゃいました
11月に開業予定ですでにクリニックは建築中
一般眼科というジャンルで開業予定だったのです
一般眼科ってどんなのか
単純に普通の眼科ですね
営業時間だけ決まっていて
メガネ処方とかコンタクトとか
学校検診とか、緑内障の点眼処方をする
そういうクリニックです
すでにスタッフの採用も決まっていて
配置も設定済み
そんな中で眼形成の専門クリニックってどうなのよ?ってことで見学にいらしたのですね
皆さんご存知の通り当院は完全予約制です(しってた?)
でもこれって眼科業界では一般的ではないのです
破天荒と言っても良い
眼科の開業ってお金かかりますし(平均3億円と言われています)
医者って、それまで経営の勉強していたわけでは無い
だから開業前は心配で不安なんです
心配になってどうするか
とにかくメニューを増やしたくなる
もともと黄斑変性が専門の先生だったのですが
白内障、緑内障に加えて
眼形成手術から
美容レーザーまで入れようとしていました
メニューが多い(笑)
多すぎて、何が専門なのかわかりません
例えるなら飲食店で、メニューが多すぎるのはどんなところでしょう?
そう、定食屋かファミレス
けっして高級店ではないのです
売り上げをしっかりあげたいのであれば
しっかりと1人当たりの単価が高くなるように設計する必要があります
コストパフォーマンスが高い分野に集中するべきだと思いました
僕は出来るだけ相手に得をさせたいと思う人間なのですが(典型的なギバー)
この時もいろいろとアドバイスを行いました
まず、完全予約制を勧めました
以前のブログにも書いたのですが
https://ameblo.jp/kashitomo52/entry-12455317757.html
予約制を取らないと朝イチなんかの時間に診察が集中する
そうすると診療が効率化できなくなりますから
患者さんの待ち時間が無駄に長くなり
患者さんの満足度が下がります
だから予約制がよい、と伝えました
あと専門は絞って、手術に特化したほうが良いと伝えました
当たり前ですが、手術の点数が外来よりも高いのですね
そしてその地域の眼科の開業医のみなさんは、全て手術していない眼科さんだったのです
そんな状況に飛び込むのであれば
当たり前にみんなと同じメニューではなく
手術に特化したほうが良い、そう伝えました
開業が2か月後に迫ってきている
そんな中での方針転換は出来ない
そういう風に言っていましたが
そっちの道では危ないよ、と
朝からずっとアドバイスをし
夜ご飯食事に行った時も同じことを繰り返しました
そうしたらつい先日、完全予約制に移行しますとメールが届きました
今後、眼形成を柱の一つにするので(もうひとつは白内障手術)
開業してからも毎週火曜日に新前橋にいらっしゃる予定です
道を間違えなくて、本当に良かったです
大阪の箕面市で開業予定です
まぶたと眼のクリニック こじま眼科(仮)
https://kojima-ganka.com/?fbclid=IwAR2fhV6QcdosZnBEsoDgJXpiDiyJnVajT-waCoRDG3OEY0G6sxh8A-Exl0E
大阪府箕面市桜ヶ丘3丁目9-19 桜ヶ丘クリニックビル2階
バセドウ病眼症の手術は出来ないかもしれませんが
パルスや注射ならやってくれると思います
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
MAPはこちらhttps://goo.gl/maps/FHdXKbJWcGtzU2fs6
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
MAPはこちらhttps://goo.gl/maps/vBW1QXwt6y1VevAo8
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
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