大きい組織は勝てなくなる未来
20.08.24
カテゴリ:医院ブログ
タイトル;大きい組織が勝てなくなる未来
コロナで世界は一変しました。
外を歩けばマスク付けた人ばかりいますし
やよい軒には隣席との間に仕切りがありますし
(美味しい)
高島屋ではクレジットカードを自分で機械に入れなければなりません
ホテルに入るときも
レストランに入るときも
体温計を突き付けられます
(おでこは感じ悪いから手首にしてほしい)
大きな病院の経営はどこも大変で
特にコロナ患者を受け入れる機能がある病院では
コロナ患者のために病床を空けておく必要がある上に
患者の受診控えがありますから外来は減り
患者の呼気や涙液からの感染を恐れて
手術数を減らして稼働させているような状態ですから
利益が上がりようがありません
(ほとんど赤字になっている)
批判大国である日本では
大きな組織になるとどうしても危機に対して
過剰に対策を取らなければなりませんし
そのコストは膨大になります
図体が大きくなると批判を恐れて行動できなくなるのです
日本という国は批判に労力とコストを割き
前に進むことを忘れてしまったのですが
その話は別の機会に掘り下げるとして
G大学で言えば、コロナが蔓延している現状でも
医療安全の資料が紙で毎週回ってきます
しかも直筆のサインが必要で
2週間以内に非常勤も含めて全員が回覧する義務があります
コロナが蔓延しているのに
いまだに紙を回覧・直筆ってどう思いますか?
たぶん、99%の職員が疑問に思っているのですが
変えることが出来ないのでしょう
大きな組織のルールを変えるのにかかる労力は
膨大なので誰も自分がやろうとはしません
だから、どうしても対応が後手後手にまわります
それから考えると
個人のクリニックはいろいろなことをあっという間に変更することが出来ます
感染対策として、ダイソンの空気清浄機もすぐ買いましたし
週休3日にして時短勤務に切り替えましたし
コロナについての情報を勉強して発信することも出来ました
が、これらのことは大病院では出来ないのです
物品の購入は決済が必要ですし
お休みを増やすなんて病院長から教授陣含めて50人くらいの許可が必要な大問題ですし
大病院の職員が情報発信するなんて以ての外です
そう、大きな組織は足回りが悪く、突然起きる危機に対応できていない
大きな飲食店であっても
大きなホテルだったとしても
すべて今回のコロナに対する対応を見ていると分かってきます
これからの世界は足回りの悪い大きな組織は勝てなくなっていく
(私見です)
死滅までしなくても弱体化していくのは間違いがない
そんな中で売り上げを伸ばしていたのは
柔軟に危機に対応していた小さい組織
あくまでも私見ですが
どんどん変化のスピードが速くなっていっている現状を見ると
小さい組織が主役になれる時代では無いかと思います
さらに言えば
小さい組織だけでは力になりませんから
小さい組織が柔軟に
縦横に結び付く
共同体のような組織
が生き残っていくように思いますし
そういう未来を見て、進む方向を決めたいと思っています
(私見です!)
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
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新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
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