いままでステロイド点滴をした患者数と投与回数
20.08.26
カテゴリ:医院ブログ
甲状腺眼症の患者会の講師を依頼されたので
質問を見ていたのですが、どれくらいの人がパルスしていますか??
との質問があったので調べてみました
オキュロフェイシャルクリニック東京のみのデータです
2018年6月にOpenしたのですが
2018年 パルス治療患者数 6人 回数10回でした
少ないですね
振り返ると、減圧手術はしてましたが、活動期の患者さんがほとんどいなかった
ですが、、、、
2019年 パルス治療患者数70人 回数396回 (1人あたり5.7回)
2020年 パルス治療患者数60人 回数330回 (1人あたり5.5回)
※8月25日現在
となっています
平均で6回弱とすると、1か月半くらいで終了している計算ですね
実際にはMRIの関係で4回もしくは8回やることが多いですが
2018年は7か月で6名だったのが
2020年は8か月で60名なので
ほぼ10倍に増えてますね
びっくり!!
そういえば、最近点滴の患者さん多いのです
当院に来られる患者さん
ほとんど全員が手術希望なので
手術まで行う確率は95%くらいはあると思います
※読んで勉強になったり、面白かったと感じたら、いいね!をお願いいたします!
2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
MAPはこちらhttps://goo.gl/maps/FHdXKbJWcGtzU2fs6
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
MAPはこちらhttps://goo.gl/maps/vBW1QXwt6y1VevAo8
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
OurAgeに特集していただきました
https://ourage.jp/column/karada_genki/more/187841/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/FoB
現物
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS
バセドウ病眼症に対する新薬 テプロツムマブについて
20.08.25
カテゴリ:医院ブログ
バセドウ病眼症に対する新薬 テプロツムマブについて
甲状腺眼症の患者会の勉強会に呼んでいただけたので
質問を見ていたら米国で承認されたテプロツムマブについての質問がいくつかありましたので
ここでザっとおさらいして、書いておきますね
まず一番大きなニュースはここから始まっています
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28467880/
Teprotumumab for Thyroid-Associated Ophthalmopathy
Terry J Smith 1, George J Kahaly 1, Daniel G Ezra 1, James C Fleming 1, Roger A Dailey 1, Rosa A Tang 1, Gerald J Harris 1, Alessandro Antonelli 1, Mario Salvi 1, Robert A Goldberg 1, James W Gigantelli 1, Steven M Couch 1, Erin M Shriver 1, Brent R Hayek 1, Eric M Hink 1, Richard M Woodward 1, Kathleen Gabriel 1, Guido Magni 1, Raymond S Douglas 1
Abstract
Background: Thyroid-associated ophthalmopathy, a condition commonly associated with Graves’ disease, remains inadequately treated. Current medical therapies, which primarily consist of glucocorticoids, have limited efficacy and present safety concerns. Inhibition of the insulin-like growth factor I receptor (IGF-IR) is a new therapeutic strategy to attenuate the underlying autoimmune pathogenesis of ophthalmopathy.
Methods: We conducted a multicenter, double-masked, randomized, placebo-controlled trial to determine the efficacy and safety of teprotumumab, a human monoclonal antibody inhibitor of IGF-IR, in patients with active, moderate-to-severe ophthalmopathy. A total of 88 patients were randomly assigned to receive placebo or active drug administered intravenously once every 3 weeks for a total of eight infusions. The primary end point was the response in the study eye. This response was defined as a reduction of 2 points or more in the Clinical Activity Score (scores range from 0 to 7, with a score of ≥3 indicating active thyroid-associated ophthalmopathy) and a reduction of 2 mm or more in proptosis at week 24. Secondary end points, measured as continuous variables, included proptosis, the Clinical Activity Score, and results on the Graves’ ophthalmopathy-specific quality-of-life questionnaire. Adverse events were assessed.
Results: In the intention-to-treat population, 29 of 42 patients who received teprotumumab (69%), as compared with 9 of 45 patients who received placebo (20%), had a response at week 24 (P<0.001). Therapeutic effects were rapid; at week 6, a total of 18 of 42 patients in the teprotumumab group (43%) and 2 of 45 patients in the placebo group (4%) had a response (P<0.001). Differences between the groups increased at subsequent time points. The only drug-related adverse event was hyperglycemia in patients with diabetes; this event was controlled by adjusting medication for diabetes.
Conclusions: In patients with active ophthalmopathy, teprotumumab was more effective than placebo in reducing proptosis and the Clinical Activity Score. (Funded by River Vision Development and others; ClinicalTrials.gov number, NCT01868997 .).
重要なところだけ翻訳しますね
薬剤の有効性を評価するために、テプロツムマブを点滴された方と何にも入っていない点滴をされた方で比較しています。両方合わせて合計88人の患者が3週間に1回点滴で計8回治療されました。Clinical activity scoreの2ポイント以上の改善と2 mm以上の眼球突出の減少があれば有効であったとされています。
結果は、6週目に、テプロツムマブ群の患者42人中18人(43%)およびプラセボ群の患者45人中2人(4%)に治療効果がありました(P <0.001)。24週の時点では、テプロツムマブを投与された患者42人中29人(69%)が、プラセボを投与された患者45人中9人(20%)と比較して治療効果がありました(P <0.001)。2群間の差異は、時間経過とともに開いています。唯一の薬物関連の有害事象が糖尿病患者の高血糖でしたが、糖尿病の薬を調整することで対応可能でした。
この研究を主導しているRaymond Douglas先生、じつはUCLAのOculoplastic出身なんです
つまり先輩にあたる人
僕のことも知っています
(と思います)
最初のこの報告では、69%に有効だったと書いてあります
これが2017年
同じRay Douglas先生の2019年の論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30575804/
Teprotumumab, an insulin-like growth factor-1 receptor antagonist antibody, in the treatment of active thyroid eye disease: a focus on proptosis
有効率は71.4%と書いてあります
これを読んで、おお!と思った方は多いと思いますが
実はいくつか知っておいていただきたい点があります
まずこれ、活動期のバセドウ病眼症に対して行ったものであるという点
中等度から重症の方に対して有効であったというもの
かなり症状が重い方々にしているという点に注目です
(ひと目でバセドウと分かるような方々です)
つまり有効であることは分かりますが
その程度は??
ステロイドとどっちが良いのか、には答えていない
ステロイドであれば、症状が重い方々にほぼ100%効くので
ステロイド以上の薬であるということではありません
(まだ可能性はありますが)
そのうち両方の治療法を比較したStudyが出てくると思います
次に値段です
この研究では3週ごとに計8回点滴しています
薬剤の価格はいくらでしょう??
1本あたり14,900ドルです
https://www.ajmc.com/view/fda-approves-biologic-teprotumumab-first-drug-for-thyroid-eye-disease
製薬会社はテプロツムマブは1バイアルあたり14,900ドルかかり、6か月間で約23バイアルを完全に処理し、その金額の卸売取得コストは343,000ドルで、年間の正味実現価格は200,000ドルであると述べています。(Google翻訳)
20万ドル、、、、、、、、
2,000万円越えです!!!!
日本では未認可の薬剤ですから使うためには
自費で行わなければならないのです
ここで諦めたモードに入った方、多いのではないでしょうか
そして最後の問題ですが
あくまでこれは活動期のバセドウ病眼症に対する治療効果を見たものです
そう、固まってしまったものに有効なわけではありません
すでに完成してしまったバセドウ病眼症に有効なものではない
例えて言うなら、誰しも子供から大人の身体になっていきますが
細胞レベルで変形して、再構築されていくので
何かの薬を使うと大人の身体が子供の身体に戻るようなことはないのです
(名探偵コナン)
時間と同様、戻すことは出来ないのです
変化したものを変えるには、手術しかない
その現実は変わらないと思います
期待していた方
大変申し訳ありませんが
それが現実だと思っています
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大きい組織は勝てなくなる未来
20.08.24
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タイトル;大きい組織が勝てなくなる未来
コロナで世界は一変しました。
外を歩けばマスク付けた人ばかりいますし
やよい軒には隣席との間に仕切りがありますし
(美味しい)
高島屋ではクレジットカードを自分で機械に入れなければなりません
ホテルに入るときも
レストランに入るときも
体温計を突き付けられます
(おでこは感じ悪いから手首にしてほしい)
大きな病院の経営はどこも大変で
特にコロナ患者を受け入れる機能がある病院では
コロナ患者のために病床を空けておく必要がある上に
患者の受診控えがありますから外来は減り
患者の呼気や涙液からの感染を恐れて
手術数を減らして稼働させているような状態ですから
利益が上がりようがありません
(ほとんど赤字になっている)
批判大国である日本では
大きな組織になるとどうしても危機に対して
過剰に対策を取らなければなりませんし
そのコストは膨大になります
図体が大きくなると批判を恐れて行動できなくなるのです
日本という国は批判に労力とコストを割き
前に進むことを忘れてしまったのですが
その話は別の機会に掘り下げるとして
G大学で言えば、コロナが蔓延している現状でも
医療安全の資料が紙で毎週回ってきます
しかも直筆のサインが必要で
2週間以内に非常勤も含めて全員が回覧する義務があります
コロナが蔓延しているのに
いまだに紙を回覧・直筆ってどう思いますか?
たぶん、99%の職員が疑問に思っているのですが
変えることが出来ないのでしょう
大きな組織のルールを変えるのにかかる労力は
膨大なので誰も自分がやろうとはしません
だから、どうしても対応が後手後手にまわります
それから考えると
個人のクリニックはいろいろなことをあっという間に変更することが出来ます
感染対策として、ダイソンの空気清浄機もすぐ買いましたし
週休3日にして時短勤務に切り替えましたし
コロナについての情報を勉強して発信することも出来ました
が、これらのことは大病院では出来ないのです
物品の購入は決済が必要ですし
お休みを増やすなんて病院長から教授陣含めて50人くらいの許可が必要な大問題ですし
大病院の職員が情報発信するなんて以ての外です
そう、大きな組織は足回りが悪く、突然起きる危機に対応できていない
大きな飲食店であっても
大きなホテルだったとしても
すべて今回のコロナに対する対応を見ていると分かってきます
これからの世界は足回りの悪い大きな組織は勝てなくなっていく
(私見です)
死滅までしなくても弱体化していくのは間違いがない
そんな中で売り上げを伸ばしていたのは
柔軟に危機に対応していた小さい組織
あくまでも私見ですが
どんどん変化のスピードが速くなっていっている現状を見ると
小さい組織が主役になれる時代では無いかと思います
さらに言えば
小さい組織だけでは力になりませんから
小さい組織が柔軟に
縦横に結び付く
共同体のような組織
が生き残っていくように思いますし
そういう未来を見て、進む方向を決めたいと思っています
(私見です!)
8月29日 甲状腺眼症の勉強会があります
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コロナ感染者は悪者ではない
20.08.19
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コロナ感染者は悪者ではない
※お断りですが、当院ではコロナ治療は行っていません
あくまでコロナ騒動を傍から見た視点で書いています
新型コロナに罹った方
回復しても、変な噂を流されたり
迫害されたりすることがあるようです
“感染者のいる家族や病院に「感染が広がったらお前らのせいだ」などという嫌がらせの電話を入れる。あるいは、医療現場で必死に戦っている医療従事者の子どもを「ばい菌」扱いしたり、保育の受け入れを拒否する。さらには、仕事でやってきている他県ナンバーの車に、「おらが県にコロナを持ち込むな!」と石を投げるという“自粛ポリス”も問題になっている。“
ダイヤモンド オンラインの記事から
https://diamond.jp/articles/-/237144
コロナを引き受けている病院関係者を感染者扱いする
その子弟をいじめる
新型コロナは、日本では少なくとも致死率の高い疾病ではないことが徐々に明らかになりつつありますが
そうでなかったとしても
病院でコロナ患者の診療に当たる人たちは
最前線で拡大を止めるべく戦っている人たち
医療従事者も人間ですからコロナ感染の恐怖と戦いながら医療を行っている
社会に感染を広げないために自分の身を捧げて戦っている
まさに戦争の最前線の兵士のように死地で戦っている人たちです
この人たちは称賛されるべき人たちであり
間違っても迫害される人たちではありません
ましてや子供にはなんの責任もありませんから
他国では、その勇気に称賛が与えられるのに
なぜ日本ではそんなことになるのか
日本人の民度、すごく下がっていませんか?
コロナ感染者だってそうです
自分で好きで病気になる人はいません
感染者を洗い出して、隔離して
その周りにいる人も汚染されているように扱って
悪者のように、犯罪者のように扱っています
コロナ感染を犯罪に例えるとするなら
その人が本当に犯罪を犯したのでしょうか?
やってはいけないことをした??
違いますよね?
コロナ感染者は、犯罪者ではなくて
犯罪に巻き込まれてしまった被害者ではないですか??
通り魔殺人鬼に刺されてしまった人と同じです
犯罪者の位置にいるのは、コロナそのものであって
感染者は、犯罪者ではないのです
我々は冷静になるべきです
そもそもですが、仮に自宅で死ぬまで何十年も引きこもっていたとしても
いずれ何らかの病気になって死にます
病気は、コロナなどの感染症だけではありません
心筋梗塞や、がんなどの悪性腫瘍など
感染症による死者は、むしろ少数派なのです
自宅に引きこもると、運動不足になる
なによりも刺激が少なくなります
運動不足や、脳への刺激の低下が、一番悪いのは各種データからも明らかなのです
コロナを恐れて全員が、もしくは高齢者だけでも引きこもる
そんな生活を何年も何年も続けたらどうなるか
高齢者は早く死ぬし
経済的に困窮して、若者の死者も増えるでしょう
個人的な根拠もない予想ですが、寿命は逆に下がると思います
コロナ感染者は、被害者だということを理解しましょう
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”保険診療と自費診療の違い”
20.08.16
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定期的に昔の記事をアップしています
保険診療と自費診療の違い
他の先生方から聞かれることも多いのですが
自費で高額でもいいからしっかりやって欲しい人が一定数いらっしゃいますので
そういう方々に向けたサービスとして行っています
よく
「そういう人たちは要求度が高くてうるさいんじゃない?」
みたいに言われることもあるのですが
逆に、そういう支払いが出来る方々は社会的に成功されている方々で
物分かりが非常に良いことが多いです
なのでクレームになりにくい、とも言えます
クレームを言う方は、まったく逆で
料金をあまり払わずに、出来るだけ得をしたい方々であることが多いです
ほんと、クレーマーの皆さん、ことごとく皆さん保険診療です(笑)
あ、保険診療の方が、クレーマーだと言っているのではありませんよ
クレーマーの方々は皆さん保険診療だ、と言っているのでお間違えないようお願いします
当院に来られる方々の99%は良い人たちです
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今日は朝から大忙し
20.08.15
カテゴリ:医院ブログ
今日は7時15分から東京で自費の減圧をして、前橋に行って7件のオペでーす(^^)
”当クリニックの経営信条”
20.08.14
カテゴリ:医院ブログ
定期的に昔の記事をアップしています
3年前に掲げた経営信条ですが、
現在でも変更することなく、続けています
下を見ていないとバンされる
そんな組織をたくさん見てきました
でもつらい顔して生きるよりも
楽しんでいたほうが、誰もがハッピーじゃないですか??
万人が出来るだけ幸せでいられるような日本になってほしい
さまざまは組織を見てきた経験上、そのように思います
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PCR検査に意味はない
20.08.13
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PCR検査に意味はない
今回のタイトル、刺激的ですね~
自粛警察からの批判が来そうな内容~
さて、PCR検査ですが
どういうものなのでしょうか
それぞれの細胞にはDNA、RNAという遺伝子が乗っている物質があります
これを増幅して検査するのがPCR検査です
PCR検査を拡充しろ!、という意見は良く耳にしますが
その前にPCR検査の特性を知る必要があります
その前に前提として
発症者=患者
感染者
PCR陽性者
この違いがわかりますか??
分からなかったら、PCR拡充に賛成するのはやめましょうね
全然知識がないのだから
発症者というのは患者で、つまり咳とか発熱とか
場合によっては死んでしまうまで呼吸困難になる方ですね
感染者というのは、発症した方も含めますが
コロナが体内に入っても自己免疫で対応出来て全然増殖せず
無症状で無自覚の場合も多いので(ダイヤモンドプリンセスでは50%が無症状でした)
有症状、無症状ふくめて、体内にコロナがいる方だと思ってください
PCR陽性者はどうでしょうか??
当たり前ですがPCR陽性になった方ですね
有症状、無症状、関係なく
その採取の場所も問われませんね
陰性だったらよいのか
いや鼻から取ったらいなかったとしても
唾液にいるかもしれないし
糞便にいるかもしれません
陽性だったら、確実に感染しているのか
いやいや鼻粘膜表面でほんのわずかに増殖していただけかもしれないし
そもそもコンタミネーションの可能性もあります
ウイルスがすでに死んでいてもDNAが残っていれば陽性になり得ます
PCR陽性というのは、体表にウイルスDNAがいた方
発症すらしていないので、感染力が無い、ということもある
そう考えるとPCRはそもそも正確な状況把握には向いていないのです
特に個人個人では
ただし大きな集団としてみる場合には別で
たとえば○○町1000人から唾液とってPCRして〇%が陽性でした
みたいなデータは意味があるけど
A君から採取した検体がPCR陽性になろうと陰性になろうと
さっき書いたように採取の条件で簡単に変化するので
そこで治療方針を決めるべきではないし
隔離入院なんてもってのほかです
そもそもPCRの感度は70%程度しかありません
https://drive.google.com/file/d/1L5KARiXNJES_jmaWCaC1aYPj4XBu0LQm/view?usp=sharing
低いでしょ??
コロナ患者100人に検査して
30人は陰性に出るんですよ
どう思います??
その30人は「俺はコロナじゃない」といって歩き回る
そういう検査なんです
だから信用しちゃダメ
新型コロナの死亡率は
他のカゼと同等であるような報告が次々にあがっています
前回のブログでも書きましたが、
PCR陽性者のうち(身体のどこかにコロナがいる)
30代は99%が無症状か、軽症
40代は95%が無症状か、軽症
コロナ以外の死亡時平均年齢は
男性 78.2歳
女性 84.7歳
平均して81.5歳
(平均寿命ではありません)
コロナで死亡した方の平均年齢は79.3歳です
ほとんど寿命は短くならないということが分かっています
8月10日時点でのデータですが
(東洋経済オンラインより)
PCR陽性者数 836名
入院を要する患者 91名
かなりパーセンテージ少ないのが分かります?
うち重症者 9名
PCR陽性者のうち、1%しか重症化していません
この9名もおそらく高齢者でしょう
そして次のステージの話になるのですが
PCR陽性の患者になったとして、治療はどんなものがあるのでしょうか?
実は、、、、、
現時点で有効な治療薬はありません
だから寝てるしかない
自宅で安静に、症状がなくなるまで寝ていること
ホント、インフルや風邪に罹ったのと同じことしか出来ないんです
重症化すれば、酸素吸入とかステロイド投与が必要になりますが
それは相当にレアな方だけ
自宅療養で治るものなのです
PCRしても、問題は解決しないし
むしろ昏迷が深くなる
(入院隔離となると病院がパンパンになって医療崩壊)
だから闇雲にPCR拡充に賛成するのはやめましょうね
当院では発熱したら、積極的に勤務を休み
PCRせずに自宅安静をするようにと伝えています
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PCR検査に意味はない
20.08.13
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PCR検査に意味はない
今回のタイトル、刺激的ですね~
自粛警察からの批判が来そうな内容~
さて、PCR検査ですが
どういうものなのでしょうか
それぞれの細胞にはDNA、RNAという遺伝子が乗っている物質があります
これを増幅して検査するのがPCR検査です
PCR検査を拡充しろ!、という意見は良く耳にしますが
その前にPCR検査の特性を知る必要があります
その前に前提として
発症者=患者
感染者
PCR陽性者
この違いがわかりますか??
分からなかったら、PCR拡充に賛成するのはやめましょうね
全然知識がないのだから
発症者というのは患者で、つまり咳とか発熱とか
場合によっては死んでしまうまで呼吸困難になる方ですね
感染者というのは、発症した方も含めますが
コロナが体内に入っても自己免疫で対応出来て全然増殖せず
無症状で無自覚の場合も多いので(ダイヤモンドプリンセスでは50%が無症状でした)
有症状、無症状ふくめて、体内にコロナがいる方だと思ってください
PCR陽性者はどうでしょうか??
当たり前ですがPCR陽性になった方ですね
有症状、無症状、関係なく
その採取の場所も問われませんね
陰性だったらよいのか
いや鼻から取ったらいなかったとしても
唾液にいるかもしれないし
糞便にいるかもしれません
陽性だったら、確実に感染しているのか
いやいや鼻粘膜表面でほんのわずかに増殖していただけかもしれないし
そもそもコンタミネーションの可能性もあります
ウイルスがすでに死んでいてもDNAが残っていれば陽性になり得ます
PCR陽性というのは、体表にウイルスDNAがいた方
発症すらしていないので、感染力が無い、ということもある
そう考えるとPCRはそもそも正確な状況把握には向いていないのです
特に個人個人では
ただし大きな集団としてみる場合には別で
たとえば○○町1000人から唾液とってPCRして〇%が陽性でした
みたいなデータは意味があるけど
A君から採取した検体がPCR陽性になろうと陰性になろうと
さっき書いたように採取の条件で簡単に変化するので
そこで治療方針を決めるべきではないし
隔離入院なんてもってのほかです
そもそもPCRの感度は70%程度しかありません
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低いでしょ??
コロナ患者100人に検査して
30人は陰性に出るんですよ
どう思います??
その30人は「俺はコロナじゃない」といって歩き回る
そういう検査なんです
だから信用しちゃダメ
新型コロナの死亡率は
他のカゼと同等であるような報告が次々にあがっています
前回のブログでも書きましたが、
PCR陽性者のうち(身体のどこかにコロナがいる)
30代は99%が無症状か、軽症
40代は95%が無症状か、軽症
コロナ以外の死亡時平均年齢は
男性 78.2歳
女性 84.7歳
平均して81.5歳
(平均寿命ではありません)
コロナで死亡した方の平均年齢は79.3歳です
ほとんど寿命は短くならないということが分かっています
8月10日時点でのデータですが
(東洋経済オンラインより)
PCR陽性者数 836名
入院を要する患者 91名
かなりパーセンテージ少ないのが分かります?
うち重症者 9名
PCR陽性者のうち、1%しか重症化していません
この9名もおそらく高齢者でしょう
そして次のステージの話になるのですが
PCR陽性の患者になったとして、治療はどんなものがあるのでしょうか?
実は、、、、、
現時点で有効な治療薬はありません
だから寝てるしかない
自宅で安静に、症状がなくなるまで寝ていること
ホント、インフルや風邪に罹ったのと同じことしか出来ないんです
重症化すれば、酸素吸入とかステロイド投与が必要になりますが
それは相当にレアな方だけ
自宅療養で治るものなのです
PCRしても、問題は解決しないし
むしろ昏迷が深くなる
(入院隔離となると病院がパンパンになって医療崩壊)
だから闇雲にPCR拡充に賛成するのはやめましょうね
当院では発熱したら、積極的に勤務を休み
PCRせずに自宅安静をするようにと伝えています
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
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新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
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2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
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kindle版
”バセドウ病眼症治療の現状”
20.08.12
カテゴリ:医院ブログ
定期的に昔の記事をアップしています
2年前、オキュロフェイシャルクリニック東京を立ち上げた時の記事です
そのころ当院にいらっしゃった患者さんは
ネット上でバセドウ病眼症のことを調べまくり
めちゃくちゃ調べた上で当院にいらっしゃっていました
検索順位が下のほうだったのですね
みんな必死に探して探して
全国から来訪していただきました
その方々がブログなどで発信して
現在は検索順位がかなり上に来たので
それなりに見つけやすくなって頂いているかなと思います
徐々にではありますが
バセドウ病眼症の患者さんに光が当たって
全国どこでも治療が出来るようになってくれたら良いなあと思っています