美容外科的なところには紹介状は書かないよ
20.01.08
カテゴリ:医院ブログ
今日から、仕事始めです
当院、通常の医療機関より積極的に休みを取るようにしていますので
今回は年末年始で10連休でした
休みの間にもメールフォームから問い合わせが入ってきます
その中にこんな相談がありました
患者さんはアラフォー女性
中国地方に在住で、そのあたりにあるバセドウ病眼症を取り扱っている病院で治療を受けているようです
ステロイド治療などをして非活動期に入ったものの
目つきの改善が得られず(当たり前ですが)
担当医に治したいのでオキュロフェイシャルクリニック東京に行きたいと相談したところ
「そこは美容外科的なところだろう?そんなところには紹介状は書かない」
と言われたとのことで相談がありました
こういうのは患者さんからの伝聞なので
本当にそちらのドクターがそう言っているのかはわかりません
しかし、紹介状は書いてくれなかったのは間違いないようです
美容外科的なところだと紹介状は書かないっていう理由が
意味不明すぎるのでそれについて書きますね(笑)
1. 美容外科的なところ?
まずバセドウ病眼症は目つき・顔つきが変わってしまう不幸な病気であり
活動性が低下しても外見は自然には治りません
だからバセドウ病眼症に対する治療は
美容的(整容的)な観点から評価しないと綺麗に治療出来ないのは明白です
むしろ美容外科的な視点がなくて、バセドウ病眼症の治療をしているほうが問題なんじゃないかと、、、、、、
自分が患者だったら、そんな美容外科的な観点の無いところで治療してほしくないなあ
2.紹介状を書かない??
バセドウ病眼症の治療に関わるものであれば誰でも
活動期や非活動期があることを知っています
活動期の治療をいつから、どんなことをしたか
その結果、どうなったか、そういう情報はあればあるほど治療する医療機関の助けになります
次の医療機関の助けになるということは、患者さんの治療に活かせるので
患者さんの利益になるということですよね
え?
じゃあ、、、
紹介状を書かないということは
誰のための、何を考えてのことなのでしょうか?
患者さんの利益にもならないこと
次の医療機関にも利益にもならない
じゃあ誰のために紹介状を書かないのでしょう??
それは、医師個人の無知を隠すため
バセドウ病眼症がここまで治るよってことを知らないことを
知らないと言いたくないがためとしか考えられません
日本全国に似たような事例が溢れています
「紹介状は書かないよ」
なんて言われたら、知識がないことを追求されたくないがための医師本人の自衛措置だと思ってあげてください
当院は、紹介状がなくても受診可能ですからね、ご心配なく
むしろ来ていただいたら問い合わせ状を書いて、送りつけてやります
(医師からの問い合わせには応えざるをえないのです)
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
OurAgeに特集していただきました
https://ourage.jp/column/karada_genki/more/187841/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/FoB
現物
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
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