なぜバセドウ病眼症の治療をしようと思ったのか13
19.10.20
カテゴリ:医院ブログ
連絡を取るとLiao先生は二つ返事でOKを出してくれました
それから日々の診療の合間を縫って見学に伺える日を狙います
開業することを決めていたので
開業準備をしながら。。。。
そう、開業直前までは骨をメインにした減圧をしていた、ということになります
Liao先生は台湾大学眼科の眼形成の教授です
日程が取れなかったので見学は1日だけお邪魔させていただいたのですが
その日だけで7例くらいの両側同時眼窩減圧を行っていて
斜視手術も合わせると11例くらい
全身麻酔をこれだけスピーディにこなせるんだ、と驚愕だったのです
台湾大学は大日本帝国時代の1928年(昭和3年)に作られました
旧帝大だったのですね
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%A4%A7%E5%AD%A6
その建物が今も残っています
つまり、昭和3年当時の趣を残した病院です
外来はまさに歴史的な建造物です
でも時代に合わない部分も多く
電光掲示板などは設置されていませんし
外来の待合なども十分に広さが取られていません
まだ外来はそれでも良いのですが
オペ室も、、、、、(笑)
古い施設
昭和3年のままです
さすがに医療機器は更新があったとしても
壁も扉も、昔の船みたいな作り(笑)
なにか不思議な感覚で
映画の中にでも入りこんだように感じます
そんななかでとっても先進的な、スピーディな手術をされていることに驚愕しました
Liao先生はいろいろな患者さんの写真をみせてくれました
眼窩脂肪減圧はとってもよいからやりなさいと勧めてくれました
その中で知ったのですが実はLiao先生はUCLAのゴールドバーグ先生のところで半年間研修をしていたのです
つまり僕の先輩にあたる人だった
ただLiao先生は正規のフェローではなかったので
リストに名前がなかったのですね
Liao先生は言いました
「骨の減圧も良いけれども、いろいろ試してみたのだが、脂肪の減圧の方がダイレクトに目が凹む。絶対これをやった方が良いよ」
同じゴールドバーグ先生に師事していた先達からの言葉は胸に刺さりました
「それなら自分もやってみよう」
素直にそう思うことが出来ました
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
11月10日のバセドウ病眼症講演会
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
東京MXで紹介されました
https://youtu.be/eE2yMVMhW0U
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