バセドウ病眼症のMRI・必要な理由と撮り方
19.09.04
カテゴリ:医院ブログ
以前、患者さんからMRIの撮り方についての案内があると良いとメッセージを頂いたのでこちらに書いておきますね。
まずMRIが必要な理由ですが
臨床症状からの活動性の評価の方法はいろいろとあります。
CASとかVISAとかNOSPECSとか
http://thyroideyedisease.org/clinical-features-visa-classification/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK285551/table/tyd-graves-complica.classgrade/
さらに採血のデータもありますね。
TRabとかTSabとか。
http://www.srl.info/srlinfo/app/2014/0925/0000.html
ただ眼窩組織はかなり奥にありますから
表面から見ただけではどうなっているか、まったくわかりません。
MRIが有用なのは、筋肉が腫れているかと術後炎症の程度の判断です。
特に筋肉が炎症を起こす場合(2型)には斜視や視力低下をきたす可能性があるので
日常生活が送れなくなってしまう可能性があります。
そのためにもMRIが必要なのですね。
一方で脂肪増生のタイプ(1型)はどうでしょうか?
実は眼窩脂肪の炎症の程度は、MRIでは判定が出来ないことが多いのです。
脂肪増生のタイプには、有用ではないということになります。
しかし!
炎症がなくても、判定できなくても
それはそういう情報です。
ゼロ、でも、マイナス、でも情報。
だから当院ではほとんど全てのバセドウ病眼症の患者さんに毎月MRI撮ってきていただいています。
次に撮り方ですが
電話いただけたらクリニックのスタッフから近くの医療機関へ紹介させていただきます。
いまどき、かなりの医療機関がMRIを外部に開放していて
撮ってくれることが多いです。
もしくは!
銀座のクリニック周辺にもMRI撮れる場所があるのです。
メディカルスキャニング銀座
https://www.medicalscanning.net/access/ginza/
メディカルスキャニング東京
https://www.medicalscanning.net/access/tokyo/index.html
お住いの近くの医療機関がフレンドリーでない場合には
むしろ午前中にこういうところでMRI撮って、CDに焼いてもらって
銀座でランチでもして
クリニック受診していただけたらと思います。
MRI予約は受付から案内しますが、ランチ予約はご自身でお願いします(笑)
※クリニック周辺・ランチおすすめ
ラベットラダ・オチアイ(いわずと知れた落合シェフの店・予約おススメ)
https://goo.gl/maps/D5rrUz2GPmwcvptS7
担々麺・ごまる(担々麺専門店・12時過ぎると並びます)
https://goo.gl/maps/J1Z5zind458Y4RSa7
蕎麦・流石(ミシュラン☆1つ蕎麦屋)
https://goo.gl/maps/L9SDSemoxtcd2eo7A
長寿庵(鴨せいろの元祖らしい)
https://goo.gl/maps/gWDSXvoZMHhCYG877
京橋・松輪(アジフライ日本一うまい)
https://goo.gl/maps/J5CJgZC1XsDHqdmN8
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/FoB
現物
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kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS