美容外科手術後の修正④
19.07.03
カテゴリ:医院ブログ
美容外科手術後の修正④
筋肉を後転してまぶたを下げ、眼瞼下垂という病的な状態にしました。
そもそも最初の手術のまぶたよりも下がっている状態です。
わざとその状態にして、1週間過ごしてもらいました。
下げることがどういうことか、実際に体験してもらったのです。
その状態になって初めて患者さんは気付いたのです。
「下げれば良いわけでは無い」
「自分がなりたいのは、このまぶたではない」
しっかりと自覚してもらいました。
でも下げたということはもう一度上げなければなりません。
確実に再手術が必要になります。
再手術にも時間的なコスト、そして医療用の糸や覆布など金銭的なコストがかかるのです。
下げることを決断した時点でさらに2回の手術を覚悟しなければなりませんでした。
でも患者さんが幸せになるためには
どうしても一度眼瞼下垂になってもらう必要がありました。
その結果、下げすぎるとどうなるか
どんな見た目になるのかを体験してもらいました。
体験してもらったところで
下がりすぎは理想と違うということが、やっと分かってもらえました。
その後、理想的と思われる位置まで上げる手術をしました。
結局、最初の修正手術から5回の追加修正手術、トータルで6回の手術を行ったのです。
最初の手術が、きちんとご本人が理解した上で行えていたら。。
最初の手術で、美容外科のドクターが挙筋短縮は必要ないと正確に診断できていたら。。。。
いくつもの不幸が重なって、あのような状態になっていました。
最後の修正の後も、二重瞼の形状や眼瞼縁の形状を気にされていました。
恐らくどんな状態に仕上げたとしても、無限に気になってしまう精神状態なのです。
100点を求める気持ちは分からなくはないですが
医者も人間ですから100点をとることは難しいのです。
(皆さんの中でも人生で100点を取り続けた人はいないと思います)
どこかで手術を受けてから眼瞼の形が思いどおりにならず悩んでいる方がいます。
修正手術はとても大変なので僕が自ら進んで言いたいものではありませんが
当院であれば何かしらのお手伝いが出来るかもしれません。
またこれから美容外科で手術を受けようと思っている方は
術後の見た目が、自分が思い描いている姿にならない可能性があるということを自覚されると良いと思います。
もちろん当院で手術しても同じように望まない結果が出る可能性もあります。
が、どうなってもある程度は修正手術が可能である、
という意味では一般のクリニックとは、すこしポジションが違うのだと思います。
出来るだけ多くの人が、幸せな人生を送れますように。
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
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